え〜と,初めに・・・
ライブレポといっても,たぶんかなり主観的に見た感じに書かせてもらいます・・・
つまり思ったままに書きますので,間違いやその他失礼なこともあると思います・・・m(_ _)m
それを踏まえて読んでいただけたら幸いです。
それでは・・・
2004年10月2日,この日立命館大学びわこ・草津キャンパス(通称BKC)において,「Rits倉木麻衣メモリアルライブ2004」が開催された・・・。
このライブについて,開催前はいろいろとわからない部分があった。
チケットのこと,グッズのこと,そして何より2万人という収容人数のことだ。
会場が広ければ,それに見合う人数を求めるのは当然だ。だがそうすれば,問題が生じてしまう。
入退場はどうするのか,ブロックは?,ホントに2万人も収容できるのか・・・
これはホントに開催前に思ったことだ。
失礼だが,その時点では2万人も集まらないだろう・・・と考えていた。
チケット余るのではないか?という愚かな考えもあった。
しかしこの考えとは裏腹に,僕はFCにチケット購入手続きをしていた。
何人来ようがかまわない,俺はライブを楽しむんだ!と言う考えがあったのだろう。
だが,僕はこの考えが正しく,以前に考えていたものがとても愚かしい間違いだったと言うのに気付くことになる・・・。
今思えば,チケット購入手続きをしてから当日までの時の流れはとても遅かったように思う。
同伴者が見つかったり,いろいろな情報に嘆いたり,チケットが当選して喜んだり,ブロックの話で一喜一憂したり,グッズのお金で困ったり,TSSのみんなとの顔合わせを企画して悩んだり・・・
こんなことが,毎日のように頭の中にあったから1日がとても長く感じたのであろう。
それに加え,このライブは期末テスト当日の2日前であった。これも頭を悩ませた。
実際,ライブ当日は出発まで勉強していた・・・
そんな問題がいろいろ解決していき,なんとかなるなと胸をなで下ろしたのは,ライブ1週間前ぐらいである。
だがまた問題が・・・台風の接近である。
なんとか通過してくれたものの,天気予報では当日雨が降ったり止んだりの天気と言うのを聞いて,大丈夫かな?と思いつつ,その日は寝床に付いた・・・
そして,当日・・・
なぜか睡眠時間が少なかったのに,目覚めは爽快だった。
そして窓を開けてみると,雨の音・・・
多少気分がブルーになりながらも,朝食を食べ,多少勉強した。そして9時半になり,準備をしていると,雨の音が聞こえなくなってきた。
これは・・・今日は天が俺に味方している!と思った。
そして準備が済んだのは,9時45分頃。
同伴者との待ち合わせは11時半だったが,早めに行ったほうがいいなと思い,10時15分に家を出た。
外はぱらぱら降っているぐらいの雨。だが目では確認できるぐらいだったので,傘を持っていこうか迷ったが,向こうで多少めんどくなると思い,折り畳みにした。
地下鉄の駅まで徒歩20分ほど。そこから地下鉄で,待ち合わせの場所まで10分ほど。そこからJRで南草津まで12分ほどの旅を経て,南草津駅に到着。
何処に行ったらいいかわからなかったが,駅員さんが案内していたのでそれに付いていき,バスでBKCまで行った。
途中,同伴者との話で盛り上がっていたのだが,外がとても曇り空だったので不安は増大することになった。
そして,BKCに到着!!バスから降りたら,相変わらずの曇り空だったが雨が降ってないことに感謝し,クインススタジアム方面へ・・・
クインススタジアム方面へ行く途中に,立命館はでかいなと思った。
敷地だけでなく,建物の数や生徒数の数でも推測できたが,これほどとは・・・。
そんなことを思い,話しながら歩いていくと,総合インフォメーションというところで,チケットを見せなければならないということを言われたので,早速見せ,そしてキャンパスの全体図などをもらい,てくてく歩いていった。
歩いていくと聞き慣れた「Love, Day After Tomorrow」が聞こえてきた。グッズ販売だ!と一瞬で気づき,直行。
だが予定していた場所にはなく,場所が変更になったのだろうと後ろを振り返ってみると,そこにあった。
長い行列・・・最後尾は?と思いながら歩いていくと,あった。
すぐさま並び,あとは待つのみ・・・そこで並んでいる間に昼食やその他のことをいろいろと話していた。
だが,話しているうちにまた雨が・・・。
しかも,さっきより強く降ってきた。それでも霧雨ほどだったが,待ってる間の雨は辛かった。
時計を見ると,12時50分。予定ではとっくに始まっているはずなのに,なかなか列が動かない。
どうしたんだろう?と思っていると,13時頃,遂に動き出した。だがちょっとしてまた止まった。
分けて入れているのだろうと察しはついた。
そして列の中程まで来た時,アナウンスが・・・
「倉木麻衣メモリアルグッズは残りわずかになりました〜。」
それを聞いた時,えっ!!と思った。それと同時に早く買わなければ・・・という思いも起こった。
そしてずっと待っていると,ようやく列の一番前にきた。そこでまたアナウンスが・・・
「倉木麻衣メモリアルグッズは残りスポーツセットのみとなりました〜。Mai-Kセットとリラックスセットは売り切れました〜。」
・・・それを聞いた時はどうしようもなかった。
そして,やっとグッズ売り場に入り,合計11,000円ほど使った。
そしてダッシュでメモリアルグッズ販売の所に行き,メモリアルグッズありますか?と尋ねたところ・・・
「すいません〜。もう売り切れてしまったんですよ。」
・・・ああ〜,無情・・・
この時,肩を落としたが麻衣ちゃんの人気は絶大だな〜ということを認識した。
他のグッズは良いものだったので,かなり満足だった。
そして,予定通り学食で昼食をとった。
食べてびっくりした。ここまでうまいのかと。
大学と高校では天と地の差があるなと思った。
その後,売店でドリンクを購入し,キャンパス内をうろうろしていた。
そうしている内に,雨もあがり,さてどうしようと話しながら歩いていたが,自然と足はクインススタジアムに・・・
時刻は13時40分頃・・・
並ぶと決めたので,さっさとトイレに行くことに。
行ったあと,戻る時にMai−Kヘッドホンを付けた人を見た。
すごいと感心しながら戻り,列の最後尾に並び始めた・・・
クインススタジアムに入る時にチケットを見せなければならないということだったので,チケットを係員に見せ,列に並んだ。
並んだ時刻は,13時40分頃。
まだ開場時刻まで2時間近くあるというのに,もう3000人ほどが列を作っていた。
そして,列に並んでいると,隣からリハーサルの音が・・・
ステージは見えなかったが,ライトと音で何の曲かは,わかった。
だがリハーサルはもう終わりのほうのようで,すぐに終わった。
時間を確認すると14時10分。
もうすでに,リハーサルを聞きつけたであろう観客の人たちが僕らの後ろに列を作っていた。
もう5000人はいっただろうか。
そう思いながらふと気づくと,もう雨は止んでいた。
そして少しだが雲に切れ目が出てきた。
これは・・・やっぱり味方している!と再び思った。
だが,待つことは非常に退屈である。
地面が乾いてきたので座ったが,それでも退屈なことには変わりない。
同伴者は,テスト前なので勉強をしていた。
僕は,携帯でゲームしたりメールしたりと退屈しのぎをしていたが,それでもあと2時間も待っているというのは,退屈が大嫌いな私にとっては苦痛であることに変わりはない。
そこで,TSSのメンバーを捜すことにしてみた。
といっても動くことはできないし,その場の視界のみで捜してみた。
服装や髪型を見ても,それらしい人はいなかった。
そんなことをしている内に14時30分,1時間前になった。
もうここまできたらおとなしく待とう,そう思い,また腰を落とした。
ふと気付くと,隣に並んでいる人が麻衣ちゃんの曲を流していた。
モチベーションを高めようと思い,聞いていた。
だが,すぐに隣の人は聞くのをやめたのでこっちも止めざるを得なかった。
待っている間には,学生であろうスタッフがいろいろ売っていた。ドリンクや食べ物も売っていた。
売り文句が人それぞれで,それを聞いているとおもしろかった。
関西やな〜と思った瞬間でもあった。
そして,そんな思いを巡らせながらも時間は過ぎていった。
そして,15時20分頃。
遂に列が動き出した。急に列がざわつき,話し声は大きくなった。
そして,ゆっくりゆっくり動いていき,列から会場が見え始めた。
といっても,仮設の塀があり,その間からの景色だったが。
その風景を見ていると,急に列の前の方が騒がしくなった。
ついに,開場1人目が入ったのだ。
続いて続々と入って行く。その光景を隙間から見ていたが,びっくりした。
一人目がダッシュで,自分のブロックめがけて走って行ったからだ。
それに続くように,前のブロックを得た人たちは走って行く。
その光景には異様な雰囲気が漂っているようにさえ見えた。
そして,どんどん埋まっていく会場に危機感を募らせた。
もしかして,最後尾じゃないかと。
そして,会場入り口の前ぐらいまで来た時に,隣の奴らが,順番を大幅に抜かした。
どうやら,前に知り合いがいたらしく,そいつのところで一緒に並んだようだ。
だが,この行為に僕は怒りを通り越して呆れた。
まだこんな子どもみたいなことをする奴がいるのかと・・・。
その後,やっとチケットを見せ,入場した・・・。
入場した時は,何人か分けて入場だったので楽に入れた。
ぎゅうぎゅうで入れない・・・ということはなかった。
入って目に付いたのが大きなステージ。
モニターが3つあり,その横にでかいスピーカー。
ライトも十分であり,この設備にはびっくりした。
僕らは,多少速歩きで自分のブロックまで行った。
そこに行く途中に,もうすでに人がいっぱいいるブロックを見つけた。
距離,位置的にも自分のブロックだと思ったので,やっぱり後ろの方か・・・とブルーになっていると,同伴者が「これ,Eブロックやで。」と言った。
見てみると,確かにEブロック。
あ〜,良かった。
でも,どんどん歩いていくと,やはりブロックが混んでいるのが見え始めた。
だが,自分のブロックが見えた時に,神がいるなら神に感謝したいと思った。
僕らはBブロックだったのだが,混んでいるように見えたのはAとCの人たちが良いところで見ようとしていて,B寄りの場所に多く陣取っていたからだ。
肝心のBブロックは,まだ3,4列しか出来てなく,僕らはちょうどステージの真ん中・・・つまり真ん中のモニターの真正面に陣取る事が出来た。
ちょうど真ん中と真ん中に陣取ることが出来たということだ。
ここは,最高の場所やな!と話している中で,ホントに感謝の言葉ばっかりが頭の中にあった。
時刻は15時50分頃。
かなり人も多くなっていき,僕らの後ろにも人が増えてきた。
トイレもすませ,さあ後は忍耐だ。
そう思っていると,ステージに実行委員2人が登場した。
男の人と女の人だったが,女の人はそんなに緊張してる雰囲気はなかったが,男の人はガチガチだった。
そうしていると会場から,いろいろ応援の声がかかる。恐らく立命館の学生だろう。
そして話は進み,理事長が話をされた。
内容はおもしろく,たぶん普段もこんな感じで話しているのだろう。
立命生からの笑いが聞こえた。
その後,学校紹介のビデオを上映した。
内容は学校説明会で流すような感じで,オープンキャンパスか?と思った。
終わると,実行委員が2人代表で出てきた。
一人は知らなかったが,もう一人の女の人は麻衣ちゃんにインタビューした人だとわかった。
声が一緒だったからだ。
そんな企画が終わり,時計を見ると,4時45分頃。
あともうちょっとで開演である。
その開演までの間に,会場の様子をモニターに映したのを見て,みんな笑ったりしていた。
ピースしたり,「L.O.V.E」の指文字をやっている人もいた。
その指文字を見て,周りの人が「何してんの?あれ。」とか言っていたのでやっぱりこれは知らないかと思いつつ,モニターを見ていた。
僕は2回ぐらい映って,アピールした。
そうすると,ライブに来ていた友達からいきなりメールが来て驚いた。
知ってる人は来ないだろうなと思っていたからだ。
そして,携帯の電源を切り,待つ・・・。
だが,開演時間になっても始まらない。
放送が入り,「まだ入ってないお客がおられます。もうしばらくお待ちください。」
と言う感じのアナウンスをされた。
後ろを見ると,まだぞろぞろと入ってくるのが見えた。
早くしろよ〜とか思っていると,かかっていた音楽が消え,ついにライブが始まった・・・。
17時45分。
ふと空を見上げると,朝の曇り空などどこへやら。
晴れ間も見え始めた。
そしてかかっていた音楽が消え,モニターには赤い炎をイメージしたようなCGが映し出される・・・。
それと同時に低音が,聞こえてくる。
だが,そのような音はCDでも聞いたことがなかった。
なんだ?「PERFECT CRIME」か?と思って耳を澄ますと・・・微かに・・・
「I can see the magic in your eyes, I can feel the sunlight from your smile…」
まさか!「Simply Wonderful」!?
いや,そんなはずは・・・だが一番歌って欲しい曲でもあるし・・・
そんなことを思いながら聞いていると,Experienceのメンバーが登場!
ちゃんと,Ten & Kuremiもいる。
メンバーがちゃんと自分のポジションにつくと,聞こえて来る音がどんどん大きくなっていく・・・。
そして・・・!
ドーーーーーーーン!!!!!!!!
Jeffreyのジャンプと共にステージの前からでかい火花(?)が出てきた!
これにはみんなから驚きの声があがる!!
そして,麻衣ちゃん登場!!!
「Yes, I'm feeling now…」これを聞いた時に「Simply Wonderful」だと確信し,ノリノリに!!
会場のボルテージも一気に上がる!!
麻衣ちゃんの髪型はどんなんだろう?とかいろいろ予測は立てられていた。
だが,そんなのどうでもいい。
麻衣ちゃんの髪型はウエーブのかかった髪型で,黒の長袖と白の半袖シャツの重ね着で,ジーンズとその上から緑のスカートの重ね着。
もうその姿を間近で見た時に,もう全てにありがとうと言いたかった。
綺麗だ・・・
もう全てを超越している・・・
そしてSimply Wonderfulに熱く酔いしれると,
「こんばんはー!倉木麻衣です!」
「今日は熱く盛り上がっていきましょう!!」
みたいに話し,
2曲目,Delicious Way・・・
これも定番となっている曲だが,今回のはノリノリだった!
ステージと観客が早くも一体になり始めた!
終わると,聞き覚えのあるSecret of my heart・・・
マイクをスタンドに乗せ,しっかり観客に伝えようと感情を込めて歌っていた。
手拍子も起こらず,かなり幻想的な雰囲気に・・・
そこにCan't forget your love・・・
モニターには,その雰囲気にあった風景が映る。
前半のしっとりとした曲調から,一気にテンポアップ!!
そのアレンジに会場も盛り上がる!!
そして,一気に歌いきり,麻衣ちゃんにライトが浴びる。
「みなさん〜,こんばんわ〜!!」
「こんばんわ〜!!!」
「うわ・・すごいですね・・・。今日は野外ライブということで,雨も上がり,みなさんと一緒にこの時間を過ごせて本当にうれしいです!どうもありがとう!!
思い出に残るようなライブにしていきたいと思いますので,みなさん楽しんでいってくださ〜い!!」
こんな感じのMCがあり,
聞こえてきたのは,風のららら・・・
さわやかな風がホントに吹いているかのように,伸び伸びと歌う。
終わるとすぐにmi corazon・・・
帽子をかぶり,Ten&Kuremiが絡む。
「みなさん,良かったら一緒に手拍子お願いしま〜す!!」
夏の夕暮れを感じさせるかのような透き通る声・・・
「ヘイ!!」「一緒に!!」
観客にも手拍子を求める。
そして夏の終わりから,春の桜舞い散る季節へ・・・
「今日は野外ライブということで・・・緊張してるんですけれども,良い意味で緊張してます。
人との出会いって大事だし,素敵だと思うんです。
そんな気持ちを込めて,京都の桜をイメージしたTime after timeを聞いてください。」
イントロが流れ,一気に曲の世界へ・・・
この時,麻衣ちゃんはとても美しく,華やかだった・・・。
歌い終わった後,拍手が大きく起こる。
そして,ピアノの切ないメロディーが流れてくる・・・
The ROSE 〜melody in the sky〜・・・
倉木麻衣というシンガーの声が会場だけでなく,全世界を包んでいる感じがした・・・
聞いていると,涙がこぼれそうになった・・・。
この声が聞けるということに,とても感謝した・・・。
この曲が終わると,悲しいメロディーが・・・
happy days・・・
ライブで聞くのは初めてであり,どんなんだろう?と期待していた曲でもあった。
素晴らしい・・・
2万5千人が聞き入った。
この曲を罵倒するやつなどどこにもいない・・・そう感じた・・・。
歌い終わると,麻衣ちゃんはステージから楽屋へ入った。